介護業界のいま

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訪問診療専門医が語る、新型コロナ自宅療養者への医療の実態
(2021年8月19日)


呼吸苦だけでは訪問対象外という現状

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。
全国で7万人以上(*1)が自宅療養中。東京都では、8月18日現在、約2万2000人が自宅療養しており、入院・療養等調整中も約1万2000人に上る(*2)。先進国とは思えない異常な状況だ。

自宅療養者の激増に対応し、訪問診療が提供されるようになってきたが、その恩恵に預かっているのはごく一部に過ぎない。

在宅診療医の佐々木淳さんが理事長を務める医療法人社団悠翔会では、8月11日に東京都医師会から依頼を受け、各区の医師会では対応しきれない自宅療養中の新型コロナ患者の訪問診療を行っている。いわば、自宅療養者にとっての最後のセーフティネットだ。

にもかかわらず、佐々木さんは「単に呼吸が苦しいというだけの方は、申し訳ないのですが、訪問対象外とせざるをえません」と、在宅診療の厳しい現状を語る。

佐々木さんは、昨年11月頃からのコロナ第3波では、新型コロナに感染した高齢者などの在宅看取りにも関わった。その頃とは全く様相が違うのだ。

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https://news.yahoo.co.jp/byline/miyashitakumiko/20210819-00253939/